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Baby's breath



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Baby's breath

モノクローム果樹園

Lyricist:真崎エリカ
Composer:中山英二

四角い箱で息をする チョークの音が響く午後
ぬるい空気が毒のように 喉に肺腑にからみつく

モノクロの服を着せられて
規律 こっからハミ出んなと
一緒くた監視に値踏みされ出荷のレール乗るのさ

どうせ価値などつかないと
道を外れる強さもなく
ぺたり貼られるバーコードを
待ってるのも…そろそろ飽き飽きしてた

ちょうどそんな頃合いだった モラトリアムな屋上で
気だるく猫背気味の背で キミはどこかを眺めてた

落し物なら職員室だよ
バカにすんなと聞いた気がした
未練がましいその指を 棚から剥がしてった

そしていつしか隣り合って
くだらないジョーク投げて返した
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腐る寸前だった僕の芯は気づいたら 綺麗になっていた
ふたつ季節が巡るころ
いつものように錆び階段を
音を立てて登った先で
待ってたのは…一揃いの靴だった

空を翻る洗濯物に
似て非なる影を こぼさないように
つかまえた

どんな価値より重たいものに
痛み腕がぎしぎし鳴った
土に落ちたらもう戻れない
させないさ…自由になんてまだ

青白いその頬と心が
せめて赤く色づくまでは
ベルトコンベアーの上にいてよ
行かないで…

キミはうなづいて泣いた